低コスト・短工期で自社の敷地内に


保管スペースを確保できた秘策とは?

機械部品メーカーA社 生産管理部のケース

お客様の課題

  • 原材料や半完成品の保管スペースを用意するのが急務だった
  • 将来的な需給見通しが不安定なため、新たな設備投資に予算を割けなかった
  • 新倉庫を今から建設するには時間が足りなかった

テント倉庫による解決

  • 一般的な建築倉庫と比べてコストを40%ほど削減できた
  • 工期も短く、通常の倉庫と比べると60%以上の短縮が可能だった
  • 簡易倉庫ながら基本的な耐久性、防火性、安全性などを十分兼ね備えていた

背景

大型機械部品の製造加工を行っているA社。
昨今の世界情勢の変化が自社製品の材料供給に与える影響を危惧し、急ぎ原材料の調達先の変更や在庫確保などに奔走していた。
しかしそのためにはいくつかの課題をクリアする必要があり、担当部門はその対応に追われていた。

課題

一時的に外部倉庫を契約したものの、利用期間の見通しが立たない…

多くのメーカーが世界情勢の変動に苦慮する中、A社が製造している機械部品の原材料も、例外なく価格高騰の波に巻き込まれていました。
生産管理部でこの件の担当に抜擢されたS氏は、次のように話します。

S氏

問題は、価格の高騰だけではありません。材料の供給がすでに不安定になりはじめている部品もあり、私たち生産管理部はできる限りの在庫確保に動かざるを得ませんでした。そのためにも、原材料や半完成品の保管スペースを用意することが急務だったのです。

A社が保有している現状の倉庫はすでに大半が埋まっており、新たなスペースが必要でした。しかし今から新しい倉庫を建設するのは、時間やコストを考えても現実的ではありません。さらに現時点では原材料の在庫確保が急務であるとはいえ、今後の需給見通しも不安定になることが予測されます。先行き不透明なこの状況で、新たな設備投資に予算を使うことは困難でした。とは言っても、保管スペースの用意は必要です。生産管理部は新倉庫建設を想定して動き始めましたが、工期を算出した時点で、想定しているスペースの確保にとても間に合わないことがわかりました。

A社は仕方なく外部倉庫を契約し、一時的な保管スペースを確保することにしました。1~2か月の短期利用であれば外部倉庫の利用は最適です。しかし、利用期間の見通しを立てることは難しい状況であり、利用期間が長期化すると必要以上の費用がかさんでしまいます。できることなら、自社工場内の余っている土地に自社倉庫を設置したいという希望がありましたが、最適な手段はなかなか見つからず、生産管理部のメンバーは頭を抱えるしかありませんでした。

解決

テント倉庫を活用し、迅速かつ低コストで自社敷地内に保管スペースを確保

生産管理部のメンバーが改めてリサーチをしていると、同業他社が簡易的な「テント倉庫」を導入し、低コストで材料の保管場所を確保したという事例を耳にします。詳しく話を聞いてみたところ、ストラクトが提供するテント倉庫を活用していることがわかり、早速問い合わせてみることにしました。

S氏

話を聞いてみると、担当者の方はテント倉庫の建設や活用について非常に幅広い経験と知識を持っていることがわかり、心強いと感じましたね

テント倉庫は膜材を使った簡易的な倉庫で、コストや工期を大幅に削減できます。コストは一般的な建築倉庫と比べると、およそ40%削減が可能でした。また工期も短く、通常の倉庫と比べると60%以上短縮が可能であることもわかりました。さらに簡易倉庫ながら、基本的な耐久性、防火性、安全性などは十分に兼ね備えていたのです。
ストラクトではテント倉庫を効率的に建築するオペレーションを確立しており、簡単なヒアリングのみで、A社に必要な設計図と見積りの提案を受けることができました。

S氏

担当者の方に、迅速かつ的確な提案をいただき助かりました。提案いただいた内容は設備投資にまわせる範囲のコストに収まりましたし、上層部から求められている期限に間に合う見通しを立てることも叶いました。

ストラクトからの提案を受けて、A社では早々にテント倉庫の導入を決定しました。現在、早速自社工場の敷地内でテント倉庫の建設に着手しているところです。無事に必要な原材料や半完成品の保管場所が確保できたうえ、外部倉庫との契約も終了予定です。